☆インフルエンザについて

新年度を迎え桜も鮮やかな彩と和みを与えてくれましたが、いよいよ新緑の季節となります。一昨年猛威をふるった新型インフルエンザは、今シーズンは余り流行せずほぼ終息しました。
しかし、朝晩の冷え込みもやや残り、日々の気温の差が大きいためか、まだまだ風邪をひかれる方も少なくありません。そこで、外出から帰宅後のうがいや食前の手洗い、さらには人混みの中に出かける際のマスクの着用など予防に努めたいところです。
また昨年秋口から年末にかけて、全国各地でパラパラと鳥インフルエンザにより死亡した野鳥のニュースが報じられています。ひとたびこのウィルスが人に感染し発症するとパニックになることは必定です。どうか野外で死亡した鳥をみかけた時には決して触れないこと、また場合により保健所への連絡をお願いいたします。

万一の備えとして次のものについてご用意いただくことをお勧めします。

マスク
使い捨てのタイプで、できれば多層構造になった花粉症予防などに使用されるタイプのもの
手洗い用石鹸
液状や泡タイプのもの(詰め替え式)で、ドラッグストアにて販売されています
皮膚消毒用アルコール
できれば
災害対策用の非常食と水
もしも高病原性のインフルエンザに変異した場合は自宅から外にでられなくなる可能性があるために、最低でも3日から5日分ほどの備えをしておくと便利です。もちろん、地震など大震災への備蓄にもなります。

 

☆日本脳炎ワクチンについて

日本脳炎の新型ワクチン(商品名:ジェービック)は、現在それ程入荷困難な状況にはありません。この予防接種での第1期の対象のお子さまは3歳以上で7歳6ヶ月が上限です。この年齢を過ぎると接種できなくなりますので、追加接種を予定されているお子さまにおかれましては、この年齢制限についてご注意ください。
また昨年11月からは第2期(9歳以上13歳未満が対象)の接種も開始となりました。
詳細は市保健センターにお尋ねください。(TEL:48-3751)


 

☆感染性腸炎の流行について

冬場に多い嘔吐と下痢さらには発熱と腹痛を伴う胃腸かぜの代表がノロウィルスによるものです。感染力が非常に強く抵抗力の低いご高齢の方や慢性疾患などを患っている方では、小まめな水分の補給と充分な睡眠ばかりなく、室温の調整にも気を配ってください。
生肉をつまんだ箸を口にすることによるノロウィルス感染での腸炎はよく言われることですが、焼肉を食べる際には必ず自分で食べるお箸と、肉をつかむ箸は一緒にせぬようお気をつけください。
さらに、長時間室温におかれた生卵や生ものを口にしないことや
食前にはよく手を洗うなど一般的な注意も今一度ご確認ください。

 

☆慢性B型肝炎・C型肝炎治療への国からの補助の変更について

わが国では平成7年頃から日本肝臓学会による肝がん白書により、B型肝炎ウィルスやC型肝炎ウィルスの慢性肝炎により、肝臓がんが増えることが喚起されてきました。平成20年度国はこれらウィルス性肝炎の治療におけるインターフェロンや核酸アナログ製剤の使用について、一定額の補助金が得られるよう「感染症対策特別促進事業」を立ち上げました。これに基づき県は「愛知県B型・C型肝炎患者医療給付事業実施要綱」を定め、医療給付を行ってきました。平成22年4月からその助成額に変更がありましたので、お知らせします。
これまで、治療をうけられる方の所得により低い方からその自己負担額は、A階層では月1万円。B階層では3万円。C階層では5万円でした。しかし、平成22年4月1日からはA階層B階層とも1万円。C階層でも2万円が1ヶ月の自己負担の上限に変更され、より治療を受けられる患者さまの負担が少なく済むように改正されました。
現在B型肝炎における核酸アナログ製剤(エンテカビルなど)治療は、学会で定めた治療ガイドラインに沿って行われるよう指導されています。患者さまの年齢やB型肝炎ウィルスの遺伝子量(DNA量)などによりその使用基準が定められています。
また、慢性C型肝炎治療における、これまでのインターフェロンと経口抗ウィルス製剤(リバビリンなど)との併用療法は、Tb型の高ウィルス量のヒトでは治療成績が決して芳しくありませんでした。近年開発されたペグインターフェロンとリバビリンの併用療法では、これまでにない良好な治療成績が得られています。
まだまだ100%近い治癒成績にはほど遠いものの、インターフェロン治療がウィルス性慢性肝炎に一般的に使用され始めた20年前に比べると、はるかに良好な成績といえます。来年あたりには慢性C型肝炎に対するプロテアーゼ製剤も保険適用が得られそうでもあり、まだまだ肝炎の治療は変わって行くことが予想されます。
詳細は院長までお願いします。
前述のほか、重症の非アルコール性肝臓病の方に対する障害者認定制度も平成22年4月からはじまりました。
具体的には黄疸が出ていたり、腹水が貯留したり、肝性脳症での意識障害を合併するような、相当重症な肝障害(非代償性肝硬変)の患者さまが対象となりますが、一定の条件下では障害者認定が得られますので、併せて院長にお尋ねください。



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